Skip to main content

ケニアの労働者、BRT計画に物を申すべく、ITF研修に参加

ニュース 09 Jul 2019

ナイロビの3つの労働組合の組合員がコミュニケーションスキルに関するITFワークショップに参加した。ケニア政府がバス高速輸送(BRT)システムを建設する計画を立てており、これに組合が影響力をもてるようにするためだ。

運輸労組(TAWU)、マタツ労働組合(MWU)、公共交通輸送組合(PUTON)の3労組は、BRTに関する組合の要求を政府に聞き入れてもらうため、緊密に協力している。最近ではナイロビ全域で共同のデモ行進も行った。 

ITFワークショップでは、3労組の要請にもとづき、以下のコミュニケーション面の訓練を行った:

  • メディアリリースの書き方と宣伝
  • テレビ・インタビューの技術
  • 戦略的コミュニケーション計画の策定
  • ケニアのマスコミに関する理解

ワークショップでは、ケニアのマスコミ・コンサルタントのエミリー・マンジェルによるプレゼンテーションののち、ITFコミュニケーションチームによる実地訓練セッションが行われた。

この研修に参加したPUTONのジョセフ・ニディルティは、「研修のおかげで、今後はマスコミにもっとコンタクトできるだろう。さらに、自信をもってインタビューを受けることもできるようになった。全体的に見て、組合の意見を聞いてもらうための最良の方法は何かを学ぶことができた」と述べた。

BRT建設に関わる組合に関する、このようなITFの取り組みは、スウェーデンのSEKO労組とユニオン・トゥー・ユニオン労組から一部資金援助を受けて行われている。ワークショップの様子を観察していたSEKOのジェンス・サヴァスタムは、「3労組の協力関係が順調なことは明白で、政府も徐々に組合の要求に耳を傾け始めている。3労組が目標を達成しつつあることは実に刺激的だ」と語った。

ITFが以前、外部に依頼して作成した報告書によると、ナイロビにBRTが導入されれば、インフォーマル公共交通セクターで働く人々に大きな影響が出るだろうことが予測される。

 

Post new comment

Restricted HTML

  • Allowed HTML tags: <a href hreflang> <em> <strong> <cite> <blockquote cite> <code> <ul type> <ol start type> <li> <dl> <dt> <dd> <h2 id> <h3 id> <h4 id> <h5 id> <h6 id>
  • Lines and paragraphs break automatically.
  • Web page addresses and email addresses turn into links automatically.

現場の声

ニュース 記者発表資料 15 Feb 2024

ILAの職域闘争勝利を祝う

 北米東岸港湾の労働組合である国際港湾労働者協会( ILA )が、ニューロンドン(米コネティカット州)のオーステッド社洋上風力発電事業をめぐる職域闘争で勝利したことを歓迎する。  ITF のパディ・クラムリン会長は次のように語った。 「これは ILA 、 ILA 第 1411 支部、そして ILA 組合員全員にとっての記念すべき勝利だ」「揺るぎない連帯と戦略的行動に支えられた 8 カ月間の闘争は
ニュース 14 Feb 2024

インドネシアで違法解雇された空港労働者が勝利

Gebuk 労組は、航空ケータリング会社アエロフード・ケータリング・サービス・インドネシアにコロナ禍で違法解雇された労働者に補償金を支払うことを約束させ、組合員のために大きな勝利を確保した。 ITF 加盟のインドネシア空港労連( FSPBI )に加盟 する Gebuk 労組は、ジャカルタ空港で働く航空ケータリング業務委託企業の労働者組合だ。 同労組は 2 月 6 日に大規模デモを行ない
ニュース 13 Feb 2024

ITF会長の2024年に向けたメッセージ

ITF に加盟する交通運輸労組の皆様 2024 年:ますます機能不全に陥りつつある世界で、私たちが直面する課題は解決しないまま、また新たな年が明けました。私たちは、使用者に職場で説明責任を果たさせること、安全を構築すること、環境の持続可能性を構築すること、付加価値を高め、価値を奪うことのないサプライチェーンを構築すること、労働者から賃金を奪ったり