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クロアチアのスプリットで開催された欧州運輸労連(ETF)の執行委員会において、ジョルジオ・トゥティがETFの新会長に選出された。
トゥティは2017年からETF鉄道部会の議長を務めている。2009年から2023年までスイス運輸労働者組合(SEV)の委員長を、2009年からスイス労働総同盟の副会長も務めてきた。
ITFは、トゥティが選出されたことを心から祝福しており、今後、彼がETFをさらに強化していくと期待している。
ベルギー労働界のリーダー、フランク・モリールは、2024年10月にマラケシュで開催されたITF大会での決定に基づき、2027年1月より、パディ・クルムリンの後任として、ITF会長に就任するため、ETF会長職を退任する。
ITFは、この機会に、モリールが過去8年間にわたりリーダーシップを発揮し、困難な政治情勢の中、ITFの姉妹組織であるETFを主導するとともに、加盟組織の強化と国際連帯の促進に尽力して来たことに対し、心より謝意を表明したい。
ITFはまた、北欧運輸労連(NTF)のアヌー・ヒエタラ書記長もETF会長職に立候補したことに謝意を示している。また、彼女が「ETFと交通運輸労働者に対する自身のコミットメントはこれまでと変わらず強い」と述べ、力強さと連帯を示してくれたことを高く評価している。
ITFのスティーブ・コットン書記長は、今回のETF会長選挙について以下のようにコメントした。「世界が次から次へと危機に直面し、強欲な企業と戦争の影響が世界を動かす交通運輸労働者の肩に重くのしかかる今、トゥティの当選を歓迎し、彼と共に欧州および世界の交通運輸労働者の権利を推進するために協力できることを期待している」