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知識は力なり:船員の力となる知識を授けるITFの新たなウェブツール

06 Aug 2021
記者発表資料

ITFの新たなウェブツールは、仕事を探している船員が狡猾なマンニング会社や詐欺広告に騙されることがないよう、サポートするものだ。

今日、立ち上がったITFShipBeSure.orgでは、貨物船やクルーズ船の仕事を探している船員が、健全な雇用契約を締結し、疑わしいマンニング会社を避けるために必要な助言を提供する。

良好な会社を緑、避けるべき会社を赤で示すなど、同サイトにはITFによるマンニング会社の格付けが掲載されている。当初は主要船員供給国4ヵ国のみを対象とするが、徐々に拡大していき、最終的にはほぼ全世界を網羅するものにしていきたい。インド、インドネシア、ミャンマー、フィリピンがまず対象となる4ヵ国だ。

 

「毎年、何百人という船員がマンニング会社に騙されている」とITFインスペクター・コーディネーターを務めるスティーブ・トラウズデールは語る。「ITFインスペクターたちは疑わしい会社の違法行為を見抜く経験に長けている。ITFはそうした知識を船員たちにも提供し、船員が安心できる良質の仕事を探せるように支援したい」

トラウズデールはこのウェブツールの存在が、偽りのならず者会社や違法会社を業界から抹消することにつながるよう期待している。

同サイトでは、良心的なマンニング会社は船員のために何をしてくれるものなのかを船員が理解できるようサポートする。同時に、悪質な会社が何をしようとするのかの情報も提供する。船員の雇用契約には何が記載されるべきであり、どうすれば公平な処遇を受けていることを確認できるのかも詳細に伝授する。クルーズ船運航者のサイトへのリンクも掲載している。

仕事を探す船員は『ITFShipBeSure』の名簿で信頼できるマンニング会社を探すことができる。

「仕事を探している船員から金や身分証明書を騙し取ろうとする詐欺が横行している」とトラウズデールは述べる。「『ITFShipBeSure には、詐欺を見分けるための手引書も掲載し、ITFが入手した詐欺に関する情報のページは絶えず更新していく。大原則は、『うますぎる話は本物ではない』ということだ」

高度なプロの手口を伺わせる詐欺もあり、あっさりと罠にかかる船員が多い。しかし、『ITFShipBeSure には『Look Up(調べてみよう)』セクションも設けられており、ここでは船員が特定の船の情報や、最寄りの労働組合の代表者やITFインスペクターの連絡先をサーチすることができる。

「自分がこれから働くつもりの船や、就職までのプロセス、労働条件などについて、 できるだけ多くの知識をもつことが自己防衛の最善の策だ。そうした知識こそ、ITFが『ITFShipBeSure』を通じて提供することを目指すものだ」とトラウズデールは述べる。

 

連絡先:          media@itf.org.uk        +44 20 7940 9282