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利益より人間重視 – 青年労働者、気候正義を求める闘いに参加

26 Oct 2022

ITF923日の「フライデーズ・フォー・フューチャー」ストを支援。404都市で677以上のアクション が行われ、青年たちが補償と気候正義を訴えた。

青年たちは、気候に関する緊急行動を世界中の政治指導者に訴え、民主的な声の力が健在であることを証明し、青年交運労働者がこれを支持することを表明している。

気候変動の危険な影響は今まさに起きているため、人類は時間と闘っている。35億人-世界人口の45%が気候変動に対して「高い脆弱性」を持つ地域に居住しており、洪水、干ばつ、異常気象の影響を大きく受けるだろう。

「青年交運労働者は他人が引き起こした気候破壊の代償を支払わされている。青年交運労働者は、新たな猛暑や海面上昇と闘い、洪水や高潮、砂嵐などの気候災害に対処しながら、地域社会や経済を動かしている。


「自国の発展のために地球を搾取してきた国々は、人類が直面する増大する危険に対し責任を負わなければならない」                     シャニター・ビルンギ (ウガンダ。AGTWUATGWU青年協議会議長 

発展途上国の脆弱な交通システムは、港湾、鉄道路線、滑走路、道路がダメージを受けることで、気候変動の危険な影響をとりわけ受けている。気候変動への貢献度が低いが、被害への対処能力も低い地域は、気候変動による交通システムの損失と損害の矢面に立たされている。2050年までに、人命の損失やその他の非経済的な損害に加え、1兆から18000億ドルの被害が出ると予測されている。

「気候の大混乱は、青年交運労働者がすでに直面している被害をさらに悪化させる。青年の多くが、保護もなく、労働条件の悪い非公式(インフォーマル)の仕事にしか就くことができない。このような事態を引き起こしたのは青年ではないのに、青年は特に弱い立場にある。そのため、青年交運労働者は自分たちが受ける損失と損害に関する行動を要求している。つまり、世界がどのように歩み寄り、異常気象の影響を最も受けている国や気候変動からもはや保護できない国を支援できるかという問題だ」。プリティ・シン (インド、AIRFITF青年鉄道労働者代表 

ITFは、女性や青年を含む交通運輸労働者の代表団を エジプトのCOP27に派遣し、気候変動正義と労働者の正義を確保すべく、気候変動ファイナンスに関する約束を取り付ける予定だ。

「海、道路、鉄道、空で貨物や乗客の輸送を支えている交通運輸労働者が、危険な気候変動の影響への対応をせざるを得なくなっている。 安全で健康的な職場、ディーセントな労働条件、安定した雇用を確保しようとする中、労働者のリスクは年々高まっている。すべての政府が交通機関の脱炭素化計画を策定し、すべての使用者が個々の産業を気候変動に配慮したものにするための計画を立てる必要があり、労働者はそこに至るために必要な公正な移行を設計するための交渉のテーブルに参画する必要がある」とITFのスティーブン・コットン書記長は述べた。