Skip to main content

コロナ禍に襲われるインド-労働者の献身

ニュース 12 May 2021

2021年5月4日配信

 新型コロナウイルスの第二波に襲われているインドの人々に連帯する。インドで起きていることは我々全員に関係することだ。医療崩壊や酸素不足等、新型コロナ危機の新たな局面を我々は今、目の当たりにしている。

 あらゆる職業の人々が新型コロナウイルスとの闘いで大きな犠牲を払っている。毎日、膨大な数の新規感染が報告される中で、公共インフラが逼迫し、人々は助け合いの行動に出ている。インドの鉄道システムの重要性はコロナ禍で一層高まった。100万人を超える鉄道労働者は最前線で働き続け、世界で最も複雑な地形を乗り越え、救命用酸素と医療機器を輸送し続けている。

 鉄道労働者は、この重要なサプライチェーンを動かし続けるために、自らを犠牲にしながら奮闘している。これまでに94,300人以上の鉄道労働者が新型コロナウイルスに感染した。そのほとんどが仕事に復帰したが、1,500人以上が命を落とした。家族への感染を考慮すると、これらの数字はさらに跳ね上がる。しかし、医師、看護師、最前線で働く他の労働者と同様に、鉄道労働者も自分のことは後回しにして、他人の救助に全力を尽くしている。

 彼らの熱意と献身により、酸素やその他の医薬品が全国の病院やコミュニティに届いている。世界的に有名なインドの鉄道は社会の基盤であり、この基盤が国からこれほど必要とされたことはなかった。

 ITFのスティーブ・コットン書記長は次のように語った。

 「ITFはインドの仲間に連帯し、可能な限りの支援を行う」

 「最も貧しい人々が最も大きな影響を受けている。我々はインドのITF加盟組合と組合員の努力と献身を知っている。彼らは緊 急の医薬品を必要とする人々に届けるために鉄道を動かし続けている」

 「この危機が終わった時に、インド国民への彼らの献身が思い出されることだろう。彼らは文字通り、国の命をつないでいる」

 「我々はインドの人々と共にある。ITFはインドの救援活動を支援する準備ができている」

 

現場の声

ニュース 記者発表資料 15 Feb 2024

ILAの職域闘争勝利を祝う

 北米東岸港湾の労働組合である国際港湾労働者協会( ILA )が、ニューロンドン(米コネティカット州)のオーステッド社洋上風力発電事業をめぐる職域闘争で勝利したことを歓迎する。  ITF のパディ・クラムリン会長は次のように語った。 「これは ILA 、 ILA 第 1411 支部、そして ILA 組合員全員にとっての記念すべき勝利だ」「揺るぎない連帯と戦略的行動に支えられた 8 カ月間の闘争は
ニュース 14 Feb 2024

インドネシアで違法解雇された空港労働者が勝利

Gebuk 労組は、航空ケータリング会社アエロフード・ケータリング・サービス・インドネシアにコロナ禍で違法解雇された労働者に補償金を支払うことを約束させ、組合員のために大きな勝利を確保した。 ITF 加盟のインドネシア空港労連( FSPBI )に加盟 する Gebuk 労組は、ジャカルタ空港で働く航空ケータリング業務委託企業の労働者組合だ。 同労組は 2 月 6 日に大規模デモを行ない
ニュース 13 Feb 2024

ITF会長の2024年に向けたメッセージ

ITF に加盟する交通運輸労組の皆様 2024 年:ますます機能不全に陥りつつある世界で、私たちが直面する課題は解決しないまま、また新たな年が明けました。私たちは、使用者に職場で説明責任を果たさせること、安全を構築すること、環境の持続可能性を構築すること、付加価値を高め、価値を奪うことのないサプライチェーンを構築すること、労働者から賃金を奪ったり