我々の要求
各国政府やすべての道路運送業界関係者に対して、ITFおよびITF加盟組合と協力しながら、以下を実施するよう求めます。
セーフレート制度
賃金・労働条件の公正かつ安全な基準を設定するための新しい制度を確立するか、または既存のシステムを強化すること。これらの制度は、輸送の買い手やプラットフォームを含むすべての関係者を巻き込み、雇用形態、国籍、ジェンダーを問わず、すべての道路運輸労働者を対象としたものでなければなりません。
公正な運賃
すべての道路運送労働者が、働いた時間に対して公正な報酬を受けられるようにするとともに、運送事業者や自家用車を仕事に使う労働者が、安全に手を抜くことなくコストを回収できるようにすること。
透明性の強化
すべての道路運送労働者が、公正かつ安全な支払い、労働条件、データに関する権利、アルゴリズムの透明性を詳述した書面による労働契約および/またはサービス契約を確実に入手できるようにすること。
積極的な実施と違反の是正
すべての業界関係者を対象とする罰則条項の実施を含め、違反の積極的な検査と是正を確保すること。また、すべての道路運送労働者が、すべての当事者を対象とし、かつ拘束力のある、効果的な紛争解決手続きを利用できるようにすること。
労働組合の権利
道路運送サプライチェーンの安全と持続可能性を促進する上で、民主的な労働組合が果たす重要な役割を認識し、すべての道路運送労働者が、民主的な労働組合による代表権を得られるようにし、教育、労働者による監視とその強制実施、安全衛生の改善の面での労働組合の役割を促進すること。
グローバル基準
ディーセントワークと道路の安全の促進に関するILOガイドラインを実施すること。例えば、賃金、労働時間、休息時間、暴力とハラスメント、職業安全衛生に関するILO条約の批准と実施を通じてこれを行うこと。