#saferatessavelives
道路運送業は危機に瀕しています。過度な競争、非公式労働、多重下請け・コストカット・違法行為に基づくビジネスモデルが労働者を窮地に追い込んでいます。運転手は生計を立てるために、超時間労働、過労運転、スピード超過、過積載、車両保守の手抜きを余儀なくされ、事故のリスクが高まっています。道路運送は今や世界で最も危険な産業の一つとなっています。
運転手の賃金・労働条件の公正かつ安全な基準を設定し、すべての関係者の責任を追及するセーフレートは、現状を変え、安全で持続可能な業界を築く基盤となるものです。
セーフレートとは?
セーフレートを保障することは、ドライバーがすべての労働時間に対して公正な賃金を支払われ、安全に運転し、家族を養うのに十分な収入を得られることを意味します。ドライバーが車両を所有している場合は、その購入、維持、運転にかかる費用を負担できるようにセーフレートを算出する必要があります。セーフレートを保障するには、以下を確保するマルチステークホルダー協約や法的規制が必要です。
- すべてのドライバーにとって公正かつ平等な賃金・労働条件の基準の設定
- すべての業界関係者、特にサプライチェーンの頂点に位置する企業責任の追及
- 監視と実施に関する強固な規定
- 基準の設置、監視、実施のプロセスに対する組合の関与
国際的にも認められています
2019年に政労使の代表によって採択されたILOの「路面運輸部門におけるディーセントワークと道路安全の促進に関するガイドライン」(ILO路面運輸ガイドライン)は、良質な雇用と安全の関連性を認め、セーフレート制度・原則の実施および遵守をILO加盟国および全ての業界関係者に求めています。
セーフレートの詳細やキャンペーンへの参加方法について知りたい場合は、このフォームにご記入いただくか、 saferates@itf.org.ukまでご連絡ください。