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ITFとETF、P&Oの大量解雇とアウトソーシングを糾弾

22 Mar 2022
記者発表資料
Credit: Wikimedia Commons

全世界と欧州の海事関係組合は、フェリー会社のP&Oフェリーズが英国に在住する船員を解雇し、未組織の派遣労働者に仕事を外注する計画だとのニュース速報を受け、怒りと非難を表明している。

国際運輸労連(ITF)と欧州運輸労連(ETF)の加盟組合は、P&Oフェリーズが先ほど「会社の発表に備えて」サービスを一時停止したと知らされた。午後までには、自社の船舶で働く800人の従業員が即時解雇されたとP&Oフェリーズがメディアに発表した。

RMT労組とノーチラス労組は、組合員に船内に留まるよう指示し、事前の通告なしに約800人もの業務をアウトソーシングするという言語道断な行為を止めさせるよう、即時介入することを英国政府に要求している。

「ショッキングなニュースだ。あらゆる限りの強い言葉で、我々はP&Oを非難する。会社に忠実に働いてきた船員の仕事を通告なく奪う行為は許容できない。我々は皆、事前の通告もなく、24時間以内に企業が文字通り全従業員を解雇するなどということが起こり得るのか、問う必要がある」とITFのステイーブ・コットン書記長は述べた。

「組合は、P&Oフェリーズの主要株主のP&OおよびDPワールドからのさらなる情報提供を待っている段階だが、一方で、ITFETFは、これらの労働者の雇用を守るために支援を動員する準備ができている。ドーバーとハルには、英国在住の船員を排除し、その交替要員となる未組織の乗組員たちが、何台ものバスで到着し、「手錠をかける訓練を受けた」警備員も詰めているとの報告を受け、憂慮している」

「コロナ禍で税金から何万ポンドもの雇用援助金を受けた企業のPOが、乗組員を強制解雇しようとしていることにショックを受けるとともに、憤りを感じている」とコットン書記長は述べる。

RMTは本日、 声明文 を発表し、POにこうした噂がある中で、雇用を守るよう要求した。RMTは、職場から「ロックアウト」される危険を避けるため、組合員に船内に留まるよう指示している。

ノーチラス・インターナショナルは、このニュースは「英国労働者に対する裏切り」であり、マーク・ディキンソン書記長はP&O行為を非難し、雇用確保のために闘うことを約束すると 述べた 「解雇についてP&Oからいかなる相談も通告もなかった。ノーチラス・インターナショナルの全資源を動員し、組合員の雇用を守るために行動する準備ができている。組合員には追って連絡するまで船内に留まるよう指示した。」

「今日、世界中の組合がP&Oフェリーズの労働者を支援している。世界が新型コロナウィルス感染症のパンデミックから回復し始めた矢先に、戦争が目前に迫っているこの時に、P&Oが全従業員を解雇する行為に出られたことに仰天している」とETFのリビア・スペラ書記長も述べた。

「世界中の海事組合がこの恥ずべき強制解雇を阻止するためにできること全てをやるだろう。我々は、P&Oに攻撃的で冷淡なアウトソーシングを止めさせるよう要請してくれるよう、P&Oの株主や投資家、顧客企業に働きかけていく。明らかな船員の権利侵害であり、こんなことが英国のような主要先進国で起こり得ることに驚愕している」

「労働者を奇襲攻撃するのではなく、英国の労働組合と早急に会合をもち、正当な解決策を見出し、明白な労働者の権利侵害にあたる行為を終わらせることをP&Oに強く求める」とスペラ書記長は述べた。