Skip to main content

ITF、フランス政府に車掌の維持を要求

ニュース 24 Oct 2019

ITFは、運転手のみによるワンマン運転は、安全上の全責任を運転手に課すことになり、鉄道のオペレーションの面からも安全性が低いことを再確認した。

ワンマン運転の導入に同意するどころか、鉄道事業者にワンマン運転を採用するよう指導したフランス政府をITFは断固として非難する。

ITFは全ての列車に車掌の乗車を保証することは、安全、保安、サービスの維持の面からだけでなく、障害者や高齢者の乗降を支援する上でも不可欠だと考える。

ワンマン運転の導入は、鉄道の人間性を損なう一連のプロセスの一環として行われている。同時に役務員の廃止とチケットオフィスの閉鎖も計画されている。

そうなれば駅や列車のセキュリティが著しく悪化することにつながる。

列車が衝突したり、脱線した際には、安全装置が誤作動し、時に無線警報システムが故障したりする可能性すらある。最近発生した一連の事故により、労働者と乗客の双方の安全について懸念と不安が高まっている。

事故が発生した際、ショック状態の中、煩雑な規制手続きへの対応や乗客の管理をたった一人で行わざるを得ないと感じる運転手は多い。

また、車掌が乗車していない場合、運転手は相反する責任に直面する。列車を離れ、負傷した乗客を恐怖の中に放置したまま、さらに大きな被害が周辺地域に広がるのを防ぐべきかといった選択を迫られるのだ。

事故発生時、運転手が運転手としての責務に集中できるよう、鉄道の安全担当者などの別のスタッフを乗車させることをITFは求めている。

ITFは、鉄道産業の雇用と安全を確保し、未来の仕事環境の中でも働く者の権利が確保されるよう、世界中でワンマン運転に抗議している加盟組合の運動を全力で支援している。

連帯をこめて

Post new comment

Restricted HTML

  • Allowed HTML tags: <a href hreflang> <em> <strong> <cite> <blockquote cite> <code> <ul type> <ol start type> <li> <dl> <dt> <dd> <h2 id> <h3 id> <h4 id> <h5 id> <h6 id>
  • Lines and paragraphs break automatically.
  • Web page addresses and email addresses turn into links automatically.

現場の声

ニュース 記者発表資料 15 Feb 2024

ILAの職域闘争勝利を祝う

 北米東岸港湾の労働組合である国際港湾労働者協会( ILA )が、ニューロンドン(米コネティカット州)のオーステッド社洋上風力発電事業をめぐる職域闘争で勝利したことを歓迎する。  ITF のパディ・クラムリン会長は次のように語った。 「これは ILA 、 ILA 第 1411 支部、そして ILA 組合員全員にとっての記念すべき勝利だ」「揺るぎない連帯と戦略的行動に支えられた 8 カ月間の闘争は
ニュース 14 Feb 2024

インドネシアで違法解雇された空港労働者が勝利

Gebuk 労組は、航空ケータリング会社アエロフード・ケータリング・サービス・インドネシアにコロナ禍で違法解雇された労働者に補償金を支払うことを約束させ、組合員のために大きな勝利を確保した。 ITF 加盟のインドネシア空港労連( FSPBI )に加盟 する Gebuk 労組は、ジャカルタ空港で働く航空ケータリング業務委託企業の労働者組合だ。 同労組は 2 月 6 日に大規模デモを行ない
ニュース 13 Feb 2024

ITF会長の2024年に向けたメッセージ

ITF に加盟する交通運輸労組の皆様 2024 年:ますます機能不全に陥りつつある世界で、私たちが直面する課題は解決しないまま、また新たな年が明けました。私たちは、使用者に職場で説明責任を果たさせること、安全を構築すること、環境の持続可能性を構築すること、付加価値を高め、価値を奪うことのないサプライチェーンを構築すること、労働者から賃金を奪ったり