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ITF、フランス政府に車掌の維持を要求

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ITFは、運転手のみによるワンマン運転は、安全上の全責任を運転手に課すことになり、鉄道のオペレーションの面からも安全性が低いことを再確認した。

ワンマン運転の導入に同意するどころか、鉄道事業者にワンマン運転を採用するよう指導したフランス政府をITFは断固として非難する。

ITFは全ての列車に車掌の乗車を保証することは、安全、保安、サービスの維持の面からだけでなく、障害者や高齢者の乗降を支援する上でも不可欠だと考える。

ワンマン運転の導入は、鉄道の人間性を損なう一連のプロセスの一環として行われている。同時に役務員の廃止とチケットオフィスの閉鎖も計画されている。

そうなれば駅や列車のセキュリティが著しく悪化することにつながる。

列車が衝突したり、脱線した際には、安全装置が誤作動し、時に無線警報システムが故障したりする可能性すらある。最近発生した一連の事故により、労働者と乗客の双方の安全について懸念と不安が高まっている。

事故が発生した際、ショック状態の中、煩雑な規制手続きへの対応や乗客の管理をたった一人で行わざるを得ないと感じる運転手は多い。

また、車掌が乗車していない場合、運転手は相反する責任に直面する。列車を離れ、負傷した乗客を恐怖の中に放置したまま、さらに大きな被害が周辺地域に広がるのを防ぐべきかといった選択を迫られるのだ。

事故発生時、運転手が運転手としての責務に集中できるよう、鉄道の安全担当者などの別のスタッフを乗車させることをITFは求めている。

ITFは、鉄道産業の雇用と安全を確保し、未来の仕事環境の中でも働く者の権利が確保されるよう、世界中でワンマン運転に抗議している加盟組合の運動を全力で支援している。

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