Skip to main content

3か月間のハンストで権利を取り戻した港湾労働者

ニュース 18 Mar 2021

 長期間に及ぶ法定闘争とITF中南米地域事務所および港湾部の支援を経て、パナマ港湾労組(UNISITRAPOSPA )は補償金を勝ち取り、3か月間に及ぶハンストを終わらせた。

 20194月、マンサニロ国際ターミナル(MIT)の下請会社、SERPAが閉鎖され、84人が失業した。MITは10人分の補償金しか支払えないと主張していた。

 港湾労働者らは直ちに裁判を起こし、SERPAの銀行口座を凍結させた。その後、労働者への補償額がSEPRAの預金額を上回ることが判明したため、MITの銀行口座も凍結させた。

 MITの資金が利用可能となり、さらに50人の補償金が支払われた。しかし、依然として24人の補償金が未払いのままだった。

 MITから、補償金を支払うための資金を調達するという回答を得られなかったため、ITFとパナマのITF加盟組合は闘争を強化することを決め、ITF中南米地域事務所がMITの親会社の SSAに書簡を送り、補償金の支払いをMITに命じるよう要請した。

 港湾労働者らも行動を起こし、3か月間に及ぶハンストが始まった。

 緊張が高まる中、MITが交渉についた。

 24人はMITと合意に達し、補償金(退職金、勤続年数に基づくボーナス、未消化の有給休暇の買取、クリスマスボーナス、組合側の弁護士費用を含む)を100%受け取ることとなった。

 エンリコ・トルトラノITF港湾部会コーディネーターは「パナマの港湾労働者にとってのみならず、正義、国際連帯、団結、国際労働組合運動にとっての大きな勝利だ」と語った。

 エドガー・ディアスITF中南米地域部長は、「ITFは労働者の権利を守るために常に労働者と共に闘う。我々は「法律を守れ」と言っているだけだ。アウトソーシングは止めるべきだ。このような状況が発生することが多いからだ。小規模の請負会社がつぶれると、労働者の権利も一緒に潰そうとするのが彼らのやり方だ」

 

現場の声

ニュース 記者発表資料 15 Feb 2024

ILAの職域闘争勝利を祝う

 北米東岸港湾の労働組合である国際港湾労働者協会( ILA )が、ニューロンドン(米コネティカット州)のオーステッド社洋上風力発電事業をめぐる職域闘争で勝利したことを歓迎する。  ITF のパディ・クラムリン会長は次のように語った。 「これは ILA 、 ILA 第 1411 支部、そして ILA 組合員全員にとっての記念すべき勝利だ」「揺るぎない連帯と戦略的行動に支えられた 8 カ月間の闘争は
ニュース 14 Feb 2024

インドネシアで違法解雇された空港労働者が勝利

Gebuk 労組は、航空ケータリング会社アエロフード・ケータリング・サービス・インドネシアにコロナ禍で違法解雇された労働者に補償金を支払うことを約束させ、組合員のために大きな勝利を確保した。 ITF 加盟のインドネシア空港労連( FSPBI )に加盟 する Gebuk 労組は、ジャカルタ空港で働く航空ケータリング業務委託企業の労働者組合だ。 同労組は 2 月 6 日に大規模デモを行ない
ニュース 13 Feb 2024

ITF会長の2024年に向けたメッセージ

ITF に加盟する交通運輸労組の皆様 2024 年:ますます機能不全に陥りつつある世界で、私たちが直面する課題は解決しないまま、また新たな年が明けました。私たちは、使用者に職場で説明責任を果たさせること、安全を構築すること、環境の持続可能性を構築すること、付加価値を高め、価値を奪うことのないサプライチェーンを構築すること、労働者から賃金を奪ったり