Skip to main content

北アフリカの公共交通労働者の団結

ニュース

アルジェリア、モロッコ、チュニジアの都市交通労働組合がチュニスで開催されたワークショップに参加し、私たちの公共交通プログラムのもと、今後いかに協力していけるかを議論した。

FNTT労組、UMT労組、UGTT労組から参加した活動家が、アルジェ、カサブランカ、チュニスのそれぞれの公共交通の現状について最新の情報を共有した。この3つの都市全てに広範な鉄道、路面電車、バス、地下鉄があり、アルジェの場合はこれにケーブルカーとフェリーが加わる。

3か国とも近年、公共交通の利用者数は増加しているものの、自家用車の利用拡大には追いついていない。

3か国の労働者が直面している共通の問題の1つに、公共交通インフラへの投資不足と車両の老朽化がある。

また、全ての労働者に共通する重要な課題が安全衛生だ。欧州から輸入された中古バスを使っているケースもあり、その場合、車両の保守やスペア部品の入手が困難なこともある。老朽化したバスは労働者の健康だけでなく、地域の環境にも悪影響を及ぼす。

3か国の組合はまた、バスや列車の運行スケジュールをリアルタイムで検索できるアプリを利用する乗客が増えているため、新技術の影響にも対応している。タクシー組合やドライバー協会、アプリベースの運送会社で働くドライバーとも協力していると報告した組合もあった。

ワークショップの参加組合は、今後も北アフリカの組合間の協力関係を強化し、アルジェ、カサブランカ、チュニスを対象とした、統合的な組合の公共交通戦略を考案していく。

Post new comment

Restricted HTML

  • Allowed HTML tags: <a href hreflang> <em> <strong> <cite> <blockquote cite> <code> <ul type> <ol start type> <li> <dl> <dt> <dd> <h2 id> <h3 id> <h4 id> <h5 id> <h6 id>
  • Lines and paragraphs break automatically.
  • Web page addresses and email addresses turn into links automatically.

現場の声

ニュース

観光労働者アライアンスによるESG報告書:持続可能な観光産業の未来を確保するため、早急な労働・人権改革を要求

ロンドン -2024 年 9 月 27 日 - 国際運輸労連 (ITF) と国際食品労連 (IUF) の共同の取り組みの観光労働者アライアンスが、旅行・観光業における環境・社会・ガバナンス (ESG) の動向、予測、リスク、機会に関する画期的な調査報告書を発表した。  労働組合、企業、投資家、規制当局など、業界全体の多角的視点に基づき、報告書『 なぜ ESG の 「 S 」が重要なのか?:旅行
ニュース

LGBT+の労働者は組合に誇りを持っている

 「一人に対する攻撃は全員に対する攻撃だ」 この原則は交通運輸産業の労働者を含む世界中の労働者の運動を何世代にもわたって鼓舞してきた。レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダー、その他クィアの労働者は、労働組合運動において常に重要な役割を果たしてきたが、近年になってようやく、彼らの貢献と彼らが職場で直面している問題が認識されるようになった。  ITF はまず
ニュース

チリの労働運動に大きな打撃

 国際運輸労連 (ITF) はチリの全国鉄道旅客貨物輸送労連 (FNTF) のホセ・ ボニン委員長の死去にショックを受け、悲しみに暮れている。  ボニンは 6 月 20 日未明、列車二台の正面衝突事故の犠牲となった。銅 1,346 トンを積載した貨物列車を運転していた。  初期の報道によると、チリ国鉄 (EFE) の試運転列車と私鉄フェパサの貨物列車が衝突した。  ITF のスティーブ