Skip to main content

トルコのDHLロジスティクス労働者が画期的協約を締結

ニュース

トルコの労働組合Tümtis(トゥムティス)は、組合員のためにDHLロジスティクスサービスと交渉し、画期的な成果を得ることに成功した。 

トゥムティスが勝ち取った協約では、7385% の賃上げと、労働者へのボーナス支給回数の増加が確保された。これにより、ほぼ未組織のトルコの物流セクターにおいて、組織労働者が初めて年4回のボーナスを支給される権利を得た。 

今回の給与の引き上げは、202312月に65%近くに達したトルコの猛烈なインフレを受けてのことだ。 

ITFのノエル・コード内陸運輸部長は、トゥムティスとDHLロジスティクスサービスで働く組合員を祝福し、以下のように述べた:「6回にわたる度重なる交渉の末の妥結は、組合員に対するトゥムティスの献身的サポートと、組合員の組合幹部に寄せる信頼なくしてあり得ない」  

また、「この協約は、すべての労働者に対して組合が職場を組織することの利点を示すものであり、交通運輸セクター全体の基準を引き上げるために労働者がいかに協力し合えるかを示している」と補足した。  

その他の重要な妥結内容は以下の通り: 

  • 燃料手当、出産手当、死亡手当、結婚手当、教育手当を含む社会手当の100%増額  
  • 休日ボーナスの増額(ラマダン・ボーナスは134%増)  
  • 食事手当129%増  
  • 平日の残業手当70%増 
  • 年次休暇の追加 

トゥムティス組合員の88%が、202422日に組合がDHLロジスティクスと締結した協約を支持した。 

トゥムティスは引き続き輸送・ロジスティクス労働者の権利と利益を保護・改善するために闘うと述べ、残業代が支払われない不安定な状況で長期間働くすべての労働者に対し、直ちに組合に加入するよう呼びかけた。  

協約とその内容に関する詳細は、トゥムティスのウェブサイトに掲載されている。

現場の声

ニュース

南米大陸横断回廊のトラック運転手を保護するILO勧告

南米大陸横断回廊の道路運送を持続可能にする画期的な勧告を ILO が発表  この ILO 勧告 は南米大陸横断回廊を走行するトラック運転手の労働条件・安全衛生向上のための具体的な計画を示したもので、南米の ITF 加盟組合、使用者団体、各国政府の合意の成果である。  チリ、ボリビア、アルゼンチン、パラグアイ、ブラジルを横断するこの回廊は、輸送コストの削減と雇用機会の拡大を通じて
ニュース

ITFの女性が世界を動かす!

ジェンダー平等が約束ではなく、実践される世界を築く  2024 年 10 月の大会での選出以降、初の女性委員会が今週2日間にわたり開催され、活発な議論と意見交換を経て、向こう5年間の優先事項が確認された。  連帯と女性のリーダーシップというテーマがすべての議論に貫かれ、女性交通運輸労働者のために成果を実現し、強力で平等な組合を構築する活動計画の基礎が固められた。  ジェンダーに起因する賃金格差