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セーフレートを求める韓国のストが道路貨物輸送を寸断

ニュース

 韓国全土でトラック運転手がストを繰り広げ、道路貨物輸送に深刻な影響を及ぼした。11月25日~27日の3日間にわたり実施されたこのストは、韓国公共サービス運輸労組貨物トラック運転手連帯部門(KPTU-TruckSol)が呼びかけたものだ。

 KPTU-TruckSolは、2022年末の段階的廃止が予定されているセーフレート制度の拡充を政府に求めている。セーフレート制度は、自営のトラック運転手のために、運賃や労働条件の最低基準を設定したものだ。

全国に及んだ影響

 ストは全国規模で行われ、主要港やインランドコンテナデポ(ICD)、製造・流通施設に何千人もの労働者が集結した。トラック運転手らは自分たちの車両や体を使って港湾やその他の施設に接続する道路を封鎖し、実質的に輸送ルートを寸断した。ストの影響は、未組織の運転手、特に、現在セーフレート制度の対象となっているコンテナやバルクセメントの運転手が参加したことで拡大した。TruckSolによると、3日間で道路貨物全体の運送量が2割り減少した。

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「政府と議員は前に出てくるべきだ」  11月27日、首都ソウルの国会議事堂前に約8,000人のトラック運転手が集結した。集会の許可書の発行は拒否されていたため、警官数千人と対峙する形となった。

 KPTU-TruckSolのイ・ボクジュ委員長は、集会の挨拶の中で、運転手の権利強化とセーフ・レートの恒久化を実現する新法の制定を文政権と国会議員に要求し、次のように述べた。  「未組織の大勢の運転手がこのストに参加している理由は、我々の法改正要求は全てのトラック運転手が心から望んでいるものだからだ」

 「このストは道路の安全と市民の安全に関するものだ。政府が我々の要求に耳を貸さず、我々がさらなるストを行わざるを得なくなった場合、我々は国を完全に麻痺させることができるということをこの二日間で示すことができた」

 KPTU-TruckSolは、政府が要求に応じない場合は、無制限ストに入ると誓った。

一枚岩の労働者

ソウルでは、トラック以外の交通運輸部門、公共部門、社会福祉部門のKPTU組合員数千人がデモに加わり、公共サービスと労働者の権利の重要性を訴えた。

 KPTUのヒョン・ジョンヒ委員長は2万人のデモ参加者に次のように語りかけた。「このデモの目的は、コロナ下において質の高い公共サービスと労働者の権利を守ることが重要であると示すことだ。感染拡大が続く中、我々は政府がより積極的な役割を果たし、社会的保護を強化することを求めている。しかし、政府はエッセンシャルワーカーや公衆衛生、公共交通、その他の公共サービスを支える予算を削減した」

 2022年3月の大統領選に関しては、「候補者の誰一人として、格差の問題に対する真の解決策を示していない」我々労働者は解決策を知っている。質の高い公共サービスと労働者の権利だ。我々は、これらを達成するための政治的勢力にならなければならない」 

 ITFのスティーブ・コットン書記長は、KPTUに寄せた連帯のメッセージの中で、韓国のトラック運転手の要求が世界の交通運輸労働者にとって重要であることを強調した。

 「政府はコロナ禍においてグローバルサプライチェーンに従事する運送労働者に敬意を払う代わりに、基本的な労働組合の権利を弾圧しようとしている。我々は、社会を動かし続けてきた労働者の権利の尊重を求める。よりクリーンな公共交通と、より多くの政府の支援を求める。我々の社会を守る公共交通のための資金を引き上げる決意をしている政府と闘うために団結することが重要だ」

現場の声

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