Skip to main content

道路輸送労働者はグローバル経済を守るために不可欠な存在

ニュース 記者発表資料

ITFと国際道路輸送連盟(IRU)は、新型コロナウイルスのパンデミックの間もグローバルサプライチェーンを止めないよう、各国政府と国際機関に支援を求める共同声明を発表した。

この声明は、道路輸送産業の労働者と企業が社会に果たしている重要な貢献や、コロナ危機への対応および克服の上で彼らが果たしている重要な役割を認識するための要求項目を挙げ、緊急の行動を求めている。

ラックまたはバスによる道路輸送は、グローバル経済をうまく機能させるために不可欠だ。

よって、ITFIRUは以下の緊急行動を求める。

  1. 道路輸送を重要業務に指定する
  2. 商業ドライバーが果たす重要な役割を認識する
  3. 新型コロナウイルスへの対応がなされている間、交通運輸労働者をキーワーカー(市民生活維持に不可欠な業務に従事する労働者)として扱い、他の 同等の保護を与える。
  4. 国境を越える物流を担うドライバーの安全と健康を保障する
  5. 中小の道路輸送事業者に優先的な公的支援を行う
  6. ドライバーに敬意ある待遇や労働条件を確保するよう、利用者、荷主、当局に要請する

また、最も重要なこととして、ITFIRUは、モビリティ(人とモノの移動)とサプライチェーンの継続性と回復力を支えるために、国、地域、および国際機関が事前に計画を立て、道路輸送業界、特に中小企業に資金援助を行うことを要請する。

経済の持続性を確保する上での道路輸送の役割は極めて重要だ。道路輸送産業の現在および将来の成功を支える具体的な行動を通じて、国および国際レベルで、しかるべき認識がなされるべきだ。

IRUのウンベルト・デプレット事務局長は次のようにコメントしている。「新型コロナウイルスの感染拡大で、生活必需用の輸送において道路輸送会社とその労働者が果たしている不可欠な役割に焦点が当てられた。各国政府および国際機関は、コロナ危機への対応と回復を支援するために、サプライチェーンとモビリティの継続・回復の支援と道路輸送の重要業務指定を優先的に行うべきだ」

 ITFのスティーブ・コットン書記長は次のように語った。「ドライバーは道路輸送の継続にとっての最も重要な要素だ。ITFIRUと共同で、ドライバーをキーワーカーとして認め、新型コロナウイルスへの対応において他の重要業務の労働者と同等の保護を与えるよう各国政府に要請している。企業の存続を支援し、ドライバーの健康、収入、雇用を守ることがパンデミック克服に不可欠だ」

現場の声

ニュース

カタールの政府・交通運輸企業との意見交換会

 ITF とカタール労働省は、カタール国内および国際的な運輸・物流企業と意見交換会を開催し、同国の交通運輸部門における国内労働法および国際労働基準の適用について議論した。  4 月末にドーハで開催されたこの会議では、経済、気候、衛生をめぐる不確実性の高まりを受け、交通運輸産業のレジリエンス(回復力)とサステナビリティ(持続可能性)を確保するために
ニュース

ETF会長の交替

クロアチアのスプリットで開催された欧州運輸労連(ETF)の執行委員会において、ジョルジオ・トゥティがETFの新会長に選出された。
ニュース

メーデー:より良い世界を築くために交通運輸労働者は団結する

ITFは世界の労働者とともにメーデーを祝う。メーデーは連帯と闘争、そしてすべての人々のためにより良い世界を築くための決意の日だ。