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トルコの港湾労働者は我々の支援を必要としている

ニュース 08 May 2024

トルコのブルサ近郊のボルサン港で働く港湾労働者が、港湾所有者のボルサン・ロジスティクスから、自らが選んだ組合に加入したことを理由に攻撃されている。

港湾労働者の70%以上が、3月にITF加盟組合のリマン・イシュ労組に加入した。

すると、ボルサン港の経営陣は、組合に加入したことを理由に港湾労働者6人を解雇した。

これに対し、組合は港で4日間の抗議行動を実施し、港湾を閉鎖した。

会社がストライキ参加者を威嚇するために港に警官隊を呼んだが、スト参加者は引き下がらなかった。

労使交渉の結果、解雇された労働者6人を復職させ、組合による組織化を阻止しないとの労使合意が締結されるに至った。

解雇された港湾労働者は復職したが、会社はそれ以外の約束を破り、組合による組織化に反対し続けている。

ボルサン港はボルサン・グループの子会社で、独自の交響楽団をもつなど、トルコの文化・芸術への貢献を自負している。

ITFは、ボルサン港の経営陣に対し、リマン・イシュ労組への妨害をやめるという約束を履行するよう求めている。リマン・イシュは、港湾労働者が圧倒的多数で加入を決めた組合であり、その民主的権利を尊重するよう強く求める。 

リマン・イシュのファティ・エズピナル書記長は、次のように述べている。「この問題について、すべてのITF加盟組合からの支援を期待している。ITFはパズルのようなものだ。私たちは皆、すべてこのパズルのピースなのだから、団結することによって、初めて意味ある行動が起こせる」

パディ・クラムリンITF会長兼ITF港湾部会議長は、次のように述べた。「ここにもまた、自社の価値観の魅力を売り物にしつつ、その価値観に、ILO条約の下に労働者に附与されている基本的権利である団結権や団体交渉 権があたかも含まれないかのように振舞う企業がある。

ITFの主張は明白だ。労働者が選んだ組合を承認するか、さもなければ、国際労働運動を敵に回せばどうなるのかを思い知ることだろう」

ボルサン・グループのエルカン・カファダールCEOへの嘆願書に署名し、リマン・イシュ組合への連帯を表明して下さい。

 

現場の声

ニュース 08 May 2024

労災の犠牲者を追悼し、今を生きる労働者のために闘う

 毎年 4 月 28 日に世界中で記念される「労働者追悼の日」(または「労災犠牲者追悼記念日」)は、労災で死亡、負傷、または体調不良となった労働者を追悼し、行動を起こす世界的な記念日である。  最近、アプリを利用したデリバリーのライダー(配達員)が増加しているが、彼らの中には休憩を与えられず、危険な天候の中で働かされている者もいる。先週スペインで 1 人のライダーが死亡したが
ニュース 08 May 2024

トルコの港湾労働者は我々の支援を必要としている

トルコのブルサ近郊のボルサン港で働く港湾労働者が、港湾所有者のボルサン・ロジスティクスから、自らが選んだ組合に加入したことを理由に攻撃されている。 港湾労働者の 70 %以上が、 3 月に ITF 加盟組合のリマン・イシュ労組に加入した。 すると、ボルサン港の経営陣は、組合に加入したことを理由に港湾労働者 6 人を解雇した。 これに対し、組合は港で 4 日間の抗議行動を実施し、港湾を閉鎖した。
ニュース 07 May 2024

ITFとウーバーが配達員のためのグローバル安全憲章を制定

2024年4月25日配信 新たな合意の下で社会的対話を継続する ITF とウーバーが配達員のための安全憲章を制定した。 これにより、ウーバーは世界 1 万1千以上の都市の何百万人もの配達員の安全衛生の拡充にコミットする。 また、 ITF とウーバーは世界中のドライバー・配達員の労働条件向上に関する社会的対話を継続するために、両者の覚書を更新した。 これは、2年以上にわたる両者の協力により