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ステナ・インペロ号、ようやくイラン出航の許可を得る

ニュース 記者発表資料 30 Sep 2019

国際運輸労連(ITF)は、加盟組合のイラン商船船長組合(IMMS)から、2019年7月19日以来、イラン当局に拘束されていた化学タンカーのステナ・インペロ号とその乗組員が今朝、バンダレ・アッバース港を出航したとの連絡を受けた。

「ITFは、ステナ・インペロ号の問題が最終的に解決し、船が10週間ぶりにイランを離れる許可を得たことを非常に嬉しく思っている」と、ITF船員部会のデイブ・ハインデル議長は述べた。

「船内で拘留されていた乗組員はとりわけこの進展を歓迎している。乗組員への処遇は良かったが、それでも愛する家族のもとに帰りたい気持ちでいっぱいだった」

「労働組合の人間として、私たちの関心はまず労働者にある。時に政治的に難しい局面があることは理解し、尊重はするが、ITFの目標は常に船員に対する公正な処遇、船員の健康と幸福の確保であり、船員が関わるいかなる状況も、直ちに透明性の高い方法で対処されるよう担保することだ 」とハインデル議長は引き続き述べた。

ITFのスティーブ・コットン書記長もまた、船の解放を歓迎し、世界の船員の幸福のために闘うITFの決意を述べ、IMMS労組の行動を讃えた。

「世界中で物資の9割が船で輸送されているが、それは船員あってのことだ。ITFは今後も世界中の船員に支援を提供していくことを約束する。また、船員が職務を遂行する中で不当な扱いを受けることがないよう担保する方策を政府が設置することを期待している」

「また、ITFの代理で8月31日に拘留中の乗組員を訪問し、船がイランに滞留する期間中、乗組員への連帯行動を継続してくれたITF加盟組合、IMMS労組への感謝を記録に残したい」とコットン書記長は補足した。

また、ノーチラス・インターナショナル労組の書記長であり、ITF船員部会の第2副議長を務めるマーク・ディキンソンも、「ステナ・インペロ号と乗組員の解放を歓迎する。そのために絶え間なく奔走してくれた人々全てに感謝したい」と述べた。

 

問い合わせ先:ルーク・メンジーズ(ITF海事コミュニケーション・マネージャー:media@itf.org.uk / +61(0)433 889 844

 

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