Skip to main content

カリブ海地域の経済回復、雇用保護、貧困対策のために地域全体での協力を

ニュース 08 Jun 2021

 コロナ禍は世界の観光産業に壊滅的な影響を及ぼしている。特にカリブ海では、労働者の貧困が深刻化する可能性が高まっている。本日、カリブ海地域のITF加盟組合は、バーチャルサミットを開催し、コロナ禍が雇用やコミュニティに及ぼす影響について議論した。

 ITF およびITFに加盟する18 労組は、各国の政府および雇用主が労働組合と協力しながら、以下を含む復興計画を策定、実施するよう訴えている。

  • 雇用保障の優先
  • ワクチンの無料かつ普遍的なアクセス
  • 安全な旅行の再確立

 観光産業は全世界で3 億人以上の雇用を創出している。しかし、コロナ禍に伴い各国政府が導入した渡航制限は、観光に依存する国の経済に壊滅的な影響を及ぼしている。カリブ海の多くの国では、観光が国家経済の重要な柱となっており、GDPに大きく貢献しているほか、雇用も支えている。

 カリブ海地域の観光産業は年間 590 億ドル以上を生み出している。しかし、コロナ禍で264 億ドル以上の損失が発生し、120 万人以上の雇用が失われたと推定される。

 雇用喪失だけでなく、労働者の購買力の大幅な下落が、貧困の蔓延や経済低迷のリスク要因となっている。長期的な開発・復興計画が求められる。

 ITFのスティーブン・コットン書記長は次のように語った。「カリブ海は無視できないほど重要な地域であり、毎年何百万人もの観光客を魅了してきた労働者の生活やインフラを我々は守る義務がある。政労使で回復計画を策定する必要がある。組合指導者の意見を聴いていると、今すぐ行動が必要なことは明らかだ。地域の交通インフラ開発への投資を始めるよい機会だ」

 ITF のデビッド・メシア観光部会議長は次のように語った。「仕事を失った人は女性や若年層が多い。彼(女)らは、カリブ海地域の貧困根絶や観光産業の復興にとって非常に重要な存在だ。官労使が協力して、安全な旅行を再確立するとともに、ワクチン接種を促進させなければならない。地域全体のアプローチが求められている。個々の国家に対策を任せれば混乱を招くだけである。地域のリソースをプールする統一のアプローチを開発する必要がある。

 ITFのエドガー・ディアス中南米地域部長は、「労働者がワクチン接種を強制されていると感じないようにすることが非常に重要だ。接種促進には教育と関与がカギとなる。個々の労働者に対する強制・脅迫ではなく、官労使のアプローチを確立することが求められる」

 バーチャルサミットには、アンティグア・バーブーダ、バルバドス、バミューダ、ドミニカ共和国、ガイアナ、グレナダ、ジャマイカ、スリナム、セントルシア、トリニダードの組合指導者が参加した。

 

 

現場の声

ニュース 記者発表資料 10 Jun 2024

不透明な船籍ビジネスの代償を払わされる船員

紅海で発生した事件は、「便宜置籍船」の増殖を許すことの危険性を示している。 ITF マリタイム・コーディネーターの ジャクリーン・スミス – アルジャジーラ による報道。 4 月 13 日、イラン・イスラム革命防衛隊の海軍部隊が、ホルムズ海峡でポルトガル船籍のコンテナ船、 MSC アリエス号を拿捕し、乗組員を拘束した。本船はスイスに本社を置くメディタレニアン海運会社が、イスラエルの大富豪エアフ
ニュース 06 Jun 2024

「組合か仕事かどちらかを選べ」と言われた港湾労働者たち

 トルコの港湾労働者は、敵対的な使用者から、自ら組合を選んで加入する権利を攻撃されている。  ボルサン港の港湾労働者は 3 月、港湾労組の リマン・イシュ に加入した。使用者のボルサン・ロジスティック AS はこれを受け、 6 人を解雇した。この6人はその後、地元の政治家の介入により、復職した。  5 月 21 日、同社は労働者が自ら選んだ組合に加入する権利を尊重するという約束を反故にし、 37
ニュース 04 Jun 2024

オーストラリアの戦略的船隊が海運の重要性を実証

国際運輸労連( ITF )は、アルバネーゼ政権の第 3 次予算において、オーストラリア戦略的船隊への投資が発表されたことを歓迎する。 豪州戦略的船隊は、 2022 年の連邦政府選挙の重要な公約であり、 オーストラリアのような主要島嶼国の経済における海運と貨物輸送の重要性に焦点をあてるものだ。 戦略的商船隊の設立を支援するため、 2024 年から 25 年までの 5 年間で 2,170