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ブラジルのITF加盟組合、成長と労働者の権利推進に向けた戦略を策定

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ブラジルの労働者に力を与える戦略を構築することは、昨日リオで開催されたハイレベル・リーダーシップ会議の議題だった。会議の結論として、ブラジルのあらゆる形態の交通運輸で働く労働者を代表する組合の指導者たちが、組織労働者の数を増やすために共闘することを約束した。

これを受け、ITFのスティーブ・コットン書記長は次のように述べた。

 「ブラジルの労働組合の真の指導者たちがこのような形で結集したことを嬉しく思う。 ITFは過去に縛られない前進的組織だが、会議に集まった組合指導者た       ちが同じ考えを共有していることが分かった。ブラジルでこれまで以上にITFの存在感を増すことができると確信している」

会議には今後、ITFに加盟する可能性のある組合も参加した。シンガポール大会以降、各地域でITFに加盟したいと連絡してくる組合が増えている。この10月にモントリオールで開かれる執行委員会では、これまで様々な地域で会合が行われ、そうした会合を通じ、ITFの設定する戦略的方向性が労働者に大いに力を与えてきたことが報告されるだろう。

ITFの全ての活動を成長と革新的キャンペーン、政策策定に集中させるという考え方が各地域で確実に受け入れられるようにしなくてはならない。ITFのリオデジャネイロ事務所はこの目標を達成する上で重要な役割を果たしており、地元チームの努力と献身的仕事のおかげで活動が勢いを増している。

ブラジルの活動計画については、今月行われるITF中南米地域委員会に提出され、地域の役員から承認を得る予定だ。ITFのコットン書記長は現在、グローバルユニオン評議会の議長を務めているため、ITFは他の国際産別とも緊密に協力し、ブラジル全体に適用される包括的な戦略の策定を進めている。

ITF米州間事務所のエドガー・ディアス地域部長代行も次のように述べた。「今のように政治的に困難な時代には、組合の力を構築することが不可欠だ。ブラジルにおいてITFの存在感はこれまで以上に高まり、国のあらゆる産業や地域に広がっている」

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