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トルコ・シリア大地震:支援の準備を整えるITF

ニュース

 トルコ南西部のガジアンテプ付近を震源とするマグニチュード7.8の地震が6日未明に発生、7日の昼には北に数キロ離れたところでマグニチュード7.5を記録する2度目の地震が発生した。地震学者は、最初の地震はトルコ観測史上最大規模であると述べている。目撃者によると、最初の地震で地面や建物、周囲のあらゆるものが2分ほど激しく揺れたという。

 現地のITF加盟組合は、非常に破壊的な地震だったと報告している。10都市が最も被害が激しかったエリアにあり、鉄道駅、道路トンネル、港湾倉庫など何千もの建物が破壊された。瓦礫を取り除く作業は始まったばかりだ。既に3500人の死亡が確認されている。当局は最終的な死者数が数万人に達するとみている。

 加盟組合からは、倒壊した鉄道員用集合住宅に居住する組合員を含む多くの組合員の死亡が報告されている。住居や職場を失った人も多い。滑走路の損傷で二つの空港が閉鎖された。イスケンデルンでは倉庫が倒壊し、港湾の運営が停止された。

 救助活動は、山岳地帯の冬の天候だけでなく、交通インフラの損傷に妨げられ、ほぼ不可能な状態になっている。山間部を抜ける高速道路網は多くのトンネルに依存しているが、トンネルの多くが崩壊したり、安全性が損なわれたりしている。

危機への対応

 トルコの4つのナショナルセンターはすべて危機管理センターを設置し、情報収集と人道支援に当たっている。交通運輸労働者は必要な場所に援助物資や救助隊を輸送する準備を整えている。

 ITFのパディ・クラムリン会長は次の通りコメントした。「現地の状況は非常に痛ましい。荒廃の中で愛する人の喪失に直面している人々がいる」「現地の加盟組合に我々の連帯と心からのお見舞いを送りたい。彼らが必要とするものを把握し次第、直ちに実務的な支援を提供できるよう準備を整えている。この壊滅的な災害の人的、経済的、地域的な影響に対する長期的な支援とコミットメントが求められる。ITFはその一翼を担う決意だ」

 シリアでは内戦が続いており、状況は一層困難なものとなっている。激戦地アレッポも被災しているとの報告がある。既に内戦で疲弊している病院に負傷者があふれているといわれている。ITFはすべての被災地に緊急人道支援が行き渡るよう要請することを支持する。

 トルコはレベル4の緊急事態宣言を出し、国際機関に支援を要請した。既に多くの国の政府やITFを含むさまざまな組織が支援を約束している。

 ITFのスティーブン・コットン書記長は次の通りコメントした。「災害の規模はまだ分からないが、この辛く厳しい時間を過ごしているトルコとシリアの人々に世界の交通運輸労働者の哀悼の意と連帯を届けたい」

 「ITFの加盟組合や他の組合から、連絡が取れない組合員がまだ大勢いると聞いている。彼らは倒壊した建物の瓦礫の中にいると思われる。救出は時間との戦いだ。我々の思いは、命がけの捜索を続ける家族と救助隊員とともにある」

 

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