abandonment
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01 Oct 2020
「助けて下さい。食料がない。賃金もない」 遺棄されたベトナム人船員が組合の支援を受けて帰国を果たす
衝撃的な写真だ。「 Help us. No food. No salary (助けて下さい。食料がない。賃金もない)」南シナ海の暖かい海水に浮かぶタンカーの船体に走り書きされた乗組員の必死のメッセージだ。このタンカーは「海に浮かぶ刑務所」と化していた。 ベト・チン 01 号のベトナム人乗組員は、帰国のためのフライトと政府の許可を2か月間も待った末に、ついに帰国を果たした。 ベト・チン
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10 Sep 2020
マリダイブ社の疲労したエジプト人船員58人の帰国が実現
チュニジア政府の規制により本国送還が実現しなかったエジプト人船員58 人が組合の支援を得て帰国を果たした。 マリダイブ・グループのオフショア支援船5隻の大勢の乗組員は、2 カ月の乗船契約を満了した後、4 か月間も船内に留められていた。 ITF アラブ・イラン・ネットワーク・コーディネーターのモハメド・アラケディは、これらの乗組員がITF とチュニジアの組合の支援を受け、8
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21 Aug 2020
囚われの船員、ブラジルから帰宅
賃金も支払われず、飢餓と闘いながら、 8 か月間放置された末、ウクライナとモンテネグロ出身の 14 名の船員たちは、 ITF の支援を受け、ブラジルのサン・セバスチャン湾から遥か離れた家族のもとに遂に戻ることができた。さらに、計 261,009 米ドルに上る未払い賃金も受け取ることができた。 7 月、ブラジルでITF インスペクターを務める レニアルド・デ・フレイタスは この乗組員らに連絡し
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18 May 2020
舵を失った船-マニラ湾沖で遺棄されたタンカー乗組員
スペイン籍のセラノヴァ号( IMO 9268394 )の乗組員15人は、本船がマニラ湾沖に係留したまま遺棄されている。本船には舵、食料、飲料水、電気、照明、Wi-Fi、冷蔵庫、GPS、防犯灯、安全灯もない。 乗組員らは、携帯電話の電池残量が少なくなる中、緊急支援を求め続けている。本船の燃料、ディーゼルオイル、食料、飲料水、医薬品は残り僅かとっており、乗組員の命が危険にさらされている。
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26 Apr 2020
コロナ禍で増加する船員遺棄
コロナ禍で船員遺棄事例が増加している。ジブチ港沖に係留するばら積み船2隻のギリシャ人船員3人を含むと船員22 人の遺棄もその一例だ。 リベリア籍のプトレメオス号とアリバス号の機関士は、ITF 、ギリシャ政府、保険会社が本国送還を要請しているにもかかわらず、遺棄されたままである。 アリバス号の一等機関士ディミトリオス・シアカスは、4月18 日にメッセンジャーアプリのWhatsApp
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21 Oct 2019
遺棄船員をイランとシリアから無事に送還
船主は責任を取らず、旗国のイラン政府とシリア政府は協力に消極的だったにもかかわらず、ITFは加盟組合と協力しながら、アラブ地域で発生した2件の船員遺棄事件で、当該船員の本国送還を実現した。
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24 Jun 2019
チュニジア沖で13か月間遺棄された乗組員が無事帰国
スファックス港(チュニジア)沖で、賃金も食料も燃料も与えられないまま13か月間遺棄されたカースワ号乗組員12人が無事に本国送還された。 スファックス港(チュニジア)沖で、賃金も食料も燃料も与えられないまま、13か月間遺棄されたカースワ号乗組員12人が無事に本国送還された。