Skip to main content

通航船舶の安全を脅かす黒海の浮遊機雷

ニュース 記者発表資料 06 Apr 2022

 国際海運使用者団体と労働組合は、黒海に機雷が浮遊しているという報告を受け、通航船舶の安全を確保する対策を大幅に強化するよう各国政府に要請している。

 国際団体交渉協議会(IBF)で労使をそれぞれ代表するITFと合同交渉団(JNG)は、2022年3月31日(木)会合を開き、船員や船舶がウクライナ紛争の巻き添え被害を受けないよう、対策を協議した。

 IBFは3月上旬に黒海北部海域、アゾフ海(北緯46度以北)、およびウクライナの全港を軍事行動区域(WOA)に指定している。

 JNGの広報を担当するベラル・アーメド国際海事使用者委員会(IMEC)会長は次のようにコメントした。「この新たな危機において、船員、特にこの地域を航海する船員の安全と保安を確保することが我々の優先課題だ」「指定軍事行動区域の内外で機雷が発見されているという報告は深刻な懸念を生じさせている」

 NATO海運センター(NSC)は2022年3月30日に次の声明を発表した。

 「黒海の北西部、西部、南西部に浮遊機雷の脅威がある。現在、関係当局がこの地域の他の全ての機雷の探知および無力化に取り組んでいる。船長は浮遊物を回避したり、船体前方に乗組員を配置しない等、機雷の脅威を軽減するあらゆる予防措置を講じる必要がある」

 「脅威を緩和させ、これらの紛争区域の周辺を航行する船舶の安全を確保するために、各国政府があらゆる対策を講じることを強く要請する。世界の船員が安全に仕事を継続でき、グローバルサプライチェーンを動かし続けられることが非常に重要だ」とITFのデイブ・ヘインデル船員部会議長は述べた。

現場の声

ニュース 記者発表資料 06 Dec 2023

ITF加盟港湾・船員組合が総会で優先活動を確認

2023 年 12 月 4 日サンチアゴ発 - 世界 150 カ国の交通運輸労働者総勢 1800 万人以上を組織する 700 の交通運輸労組が加盟する、民主的な国際労働組合組織である国際運輸労連( ITF )は、今週、チリのサンチアゴで港湾・船員関連総会を開催する。  12 月 4 ~ 9 日に開催される、世界最大規模の海事労働者の総会には、世界 70 カ国の 129 組合から約 300
ニュース 記者発表資料 30 Nov 2023

国連「パレスチナ人民連帯国際デー」にあわせて ITF「パレスチナ連帯基金」を設置

国際運輸労連( ITF )は本日、国連の「パレスチナ人民連帯国際デー」にあわせて、「 パレスチナ連帯基金 」を設置し、パレスチナの労働者とその家族に緊急支援と長期的な支援を行うこととしました。 ITF は、不正と暴力に立ち向かい、権利、民主主義、平等、平和を推進してきた誇り高き歴史があります。 ITF のパディ・クラムリン会長のコメント:「私たちは長年にわたりパレスチナの組合と共に活動し、正義
ニュース 28 Nov 2023

ITFはガザおよびイスラエルにおける暴力の激化を非難し、即時停戦と政治的解決を求める

国際運輸労連(ITF)は、ガザおよびイスラエルにおける暴力の激化に深い憂慮を表明するとともに、ハマスとイスラエル軍が双方の民間人を標的にしていることを非難する。 すべての関係者が国際法を尊重し、民間人の生命の保護にコミットし、地域のすべての当事者と主要国に緊張緩和を呼びかける国際社会に加わることを緊急に求める。 違法な占領が行われ、16年にわたりガザが封鎖されているものの