Skip to main content

船員の皆さん、私たちは皆さんと共にあります

ニュース

2026年3月13日配信

ペルシャ湾とオマーン湾で船員の生命が危険にさらされる中、世界の海運関係労組と海運業界は船員の保護・支援のために尽力している。

 「船員の皆さん、あなたたちは一人ではありません。私たちは皆さんと共にあります」これは、世界の海運労使から船員へのメッセージだ。

 ペルシャ湾とオマーン湾で商船に対する攻撃が激化している。ホルムズ海峡では過去48時間以内に少なくとも6隻の貨物船が飛翔体の直撃を受け、アラブ首長国連邦沖でもコンテナ船が攻撃された。

 ITFと合同交渉団(JNG)が結集する国際労使交渉フォーラム(IBF)は先週、ペルシャ湾を「軍事行動区域(WOA)」に指定し、IBF協約適用船員に対する保護措置(同区域の航行を拒否する権利、賃金・補償の引き上げ、使用者に対する警備態勢の強化の勧告など)を発動した。 

 本日、IBFは東地中海のイスラエル沖12マイル(港湾および停泊地を含む)を「拡大リスクゾーン」に定め、船員に対する保護措置を拡大することで合意した。これは、船員が追加的な保護措置を受けられることを意味し、船舶が攻撃された場合には基本給と同額のボーナスが支払われ、死亡または障害に対する補償は倍額となる。

 この戦争が始まって以来、ITFは毎日、この地域にいる船員から本国送還や乗船拒否の権利に関する助言や支援を求められている。広範な輸送インフラが攻撃され、地域全体の国際空域が閉鎖される中、船舶の運航は困難を極めているが、一部の船社は船員を安全に帰国させることに成功している。 

 国際海事使用者委員会(IMEC)のサイモン・スペイシー会長は次のように語った。「この戦争が世界経済に及ぼす影響が顕在化した今、世界が海上貿易、特に貿易を円滑に進める船員たちに依存していることが明らかになった。このような紛争に対しては、さまざまな人がさまざまな理由・正当性を主張するだろう。しかし、何の罪もない船員たちが、自らの責任ではない紛争地域に取り残され、真の危険に直面していることは、決して容認できるものではない」

 「世界中のすべての人に対し、船員たちが直面している現実的な危険を認識し、彼らを保護・支援するためにできる限りのことをするよう求める。一方、船員たちはたくましく、粘り強い集団であり、責任ある使用者は労働組合と協力しながら彼らをあらゆる面から保護し、可能な限り、彼らの本国送還の権利が遵守されるよう、昼夜を問わず尽力している。しかし、今現在、この海域は極めて危険であり、安全な移動手段は著しく制限されている。そのため、使用者も船員も可能な限りこの海域に近づかないよう助言する」

 ITF船員部会のデイブ・ハインデル議長は次のように語った。「民間人の船員がすでに命を落としている。この海域に取り残された何千人もの船員は、次は自分の船が標的になるかもしれないという恐怖の中で過ごしている。このような状況を許しておくわけにはいかない」 

 「旗国に対しては、自国の船舶に乗船している人々に対する保護義務を果たすよう、一層の努力を求める。これは旗国の責務だ。ペルシャ湾とオマーン湾にいる船員の皆さんは、我々がついていることを忘れないでほしい。可能な限りの支援を行うために我々は準備している。支援が必要な場合はITF加盟組合、ITFITFインスペクター、あるいは使用者に連絡してほしい。皆さんを保護、支援するために、できる限りのことをする」

以上

 

編集者への注記

  • 指定リスクエリアと船員に適用される手当の一覧(英語のみ)はこちら をご覧ください。

 

写真:ロイター

 

 

現場の声

ニュース

船員の皆さん、私たちは皆さんと共にあります

2026年3月13日配信 ペルシャ湾とオマーン湾で船員の生命が危険にさらされる中、世界の海運関係労組と海運業界は船員の保護・支援のために尽力している。  「船員の皆さん、あなたたちは一人ではありません。私たちは皆さんと共にあります」これは、世界の海運労使から船員へのメッセージだ。  ペルシャ湾とオマーン湾で商船に対する攻撃が激化している。ホルムズ海峡では過去 48 時間以内に少なくとも 6
ニュース

民間人の船員への攻撃を非難する

 (2026年3月5日配信)  国際運輸労連( ITF )は、イランと中東での戦争の激化に巻き込まれた民間人の船員に対して継続している攻撃を非難し、世界の海事労働者が再び直接的な危険に晒されていると警告している。  本日開催された国際労使交渉フォーラム( IBF )の「軍事行動区域委員会( WOAC )」会合を受け、 ITF と合同交渉団( JNG )は、ホルムズ海峡、オマーン湾、ペルシャ湾を
ニュース

ITF-JNG共同声明:ホルムズ海峡周辺の「軍事行動区域」指定

プレスリリース( 2026 年3月5日配信) ITF-JNG 共同声明:ホルムズ海峡周辺の「軍事行動区域」指定  国際運輸労連 (ITF) と合同交渉団 (JNG) は、国際労使交渉フォーラム (IBF) の労使パートナーとして、5日の IBF 軍事行動区域委員会 (WOAC) の協議結果を受け、ホルムズ海峡、 オマーン湾、ペルシャ湾を「軍事行動区域 (WOA) 」に指定することで合意した。