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ディーセントワーク世界行動デーの今日、ブリュッセルの労働組合は、プラットフォーム企業が労働者の権利を確実に尊重するべきだと欧州委員会に訴えた。
「従業員」と「自営業者」の中間に位置する労働者の「第3の地位」を創出しようとプラットフォーム企業が強力なロビイングを続けていることを受け、欧州労働組合連盟(ETUC)に動員された労働者が、プラットフォーム企業が自分たちに都合のよい法律を作ることで、労働者に犠牲を強いながら「楽に利益を得ること」を許さないよう、欧州委員会に切に訴えた。
ITFに加盟するBTB-ABVV労組や合同フリーランス組合(ACV)もデモに参加した。
欧州委員会は12月 にプラットフォーム労働に関する指令を発表する予定だ。先月、欧州議会の 圧倒的多数 の議員が、従業員の地位を法的に認定するなど、プラットフォーム労働者の権利を保障することを欧州委員会に求める決議に賛成票を投じた。
一方、カナダでは、カナダ郵便労組(CUPW)が組織した「ギグワーカーの団結」キャンペーンに参加するフードデリバリー労働者たちが、トロント州議会前に 集結し、 ギグワーカーが他の労働者と法の下に完全に同等の保護措置を受けられるよう担保するべきだと政府に訴えた。
ITFはプラットフォーム労働者が完全に平等な権利を獲得できるよう訴えている加盟組合を全面的に支援する。ITFがギグエコノミー企業に求める10原則 には、ギグワーカーが直面する諸問題の根本的原因に対応するためのITFのビジョンの概要が示されている。