Skip to main content

ITF加盟GMBが英国内のウーバー運運転手7万人のために組合承認を勝ち取る

ニュース 記者発表資料 28 May 2021

 ウーバーが真正な団体交渉を目的とする組合承認協定に初めて合意した。

 英国内のアプリベースの運転手をサポートするために長年にわたって粘り強くオルグを続けてきたITF加盟GMBがこの合意を勝ち取ったことを祝福する。これにより、英国内のウーバー運転手7万人に組合加入の権利が保障される。

 組合承認協定は、労使関係の枠組みを提供し、労使による交渉、協議、代表の際の条件を規定するものである。GMBと共闘する運転手は、ウーバーとGMBの組合承認協定に基づき、団体交渉を通じて、権利を築き上げていくことができる。

 ディアクティベーション(アカウント停止)に抗議したり、安全問題を提起したり、労働条件や団体交渉権に関する重要な変更について義務的な労使協議についたりする等、労働者が職場で声を上げる権利が保障される。

 GMBの代表者は、運転手に接触し、オルグし、支援するために、運転手の拠点に全面的にアクセスこともできるようになる。

 この合意は、いわゆるギグエコノミーの潮流の変化を反映している。組合のオルグが加速し、労働者側に有利な判決や法規制が次々の誕生する中で、アプリベースの労働者の権利を認めることが不可避であることが明らかになった。アプリベースの労働者は他の労働者と何ら違いはなく、公正な処遇や尊厳を与えられるに値する。

 ITFは、ウーバー・イーツの運転手を含むウーバーの全労働者が雇用の権利や労働者の権利を完全に付与され、ギグエコノミー全体において組合承認や団体交渉が当たり前となることを期待する。

 引続き加盟組合と共に、全てのアプリベースの労働者にディーセントワークを確保するために、「ギグエコノミーの企業の10の原則」の実施を目指して、世界規模で運動を展開していく。

 

 

現場の声

ニュース 08 May 2024

労災の犠牲者を追悼し、今を生きる労働者のために闘う

 毎年 4 月 28 日に世界中で記念される「労働者追悼の日」(または「労災犠牲者追悼記念日」)は、労災で死亡、負傷、または体調不良となった労働者を追悼し、行動を起こす世界的な記念日である。  最近、アプリを利用したデリバリーのライダー(配達員)が増加しているが、彼らの中には休憩を与えられず、危険な天候の中で働かされている者もいる。先週スペインで 1 人のライダーが死亡したが
ニュース 08 May 2024

トルコの港湾労働者は我々の支援を必要としている

トルコのブルサ近郊のボルサン港で働く港湾労働者が、港湾所有者のボルサン・ロジスティクスから、自らが選んだ組合に加入したことを理由に攻撃されている。 港湾労働者の 70 %以上が、 3 月に ITF 加盟組合のリマン・イシュ労組に加入した。 すると、ボルサン港の経営陣は、組合に加入したことを理由に港湾労働者 6 人を解雇した。 これに対し、組合は港で 4 日間の抗議行動を実施し、港湾を閉鎖した。
ニュース 07 May 2024

ITFとウーバーが配達員のためのグローバル安全憲章を制定

2024年4月25日配信 新たな合意の下で社会的対話を継続する ITF とウーバーが配達員のための安全憲章を制定した。 これにより、ウーバーは世界 1 万1千以上の都市の何百万人もの配達員の安全衛生の拡充にコミットする。 また、 ITF とウーバーは世界中のドライバー・配達員の労働条件向上に関する社会的対話を継続するために、両者の覚書を更新した。 これは、2年以上にわたる両者の協力により