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記者発表資料
ウーバーが真正な団体交渉を目的とする組合承認協定に初めて合意した。
英国内のアプリベースの運転手をサポートするために長年にわたって粘り強くオルグを続けてきたITF加盟GMBがこの合意を勝ち取ったことを祝福する。これにより、英国内のウーバー運転手7万人に組合加入の権利が保障される。
組合承認協定は、労使関係の枠組みを提供し、労使による交渉、協議、代表の際の条件を規定するものである。GMBと共闘する運転手は、ウーバーとGMBの組合承認協定に基づき、団体交渉を通じて、権利を築き上げていくことができる。
ディアクティベーション(アカウント停止)に抗議したり、安全問題を提起したり、労働条件や団体交渉権に関する重要な変更について義務的な労使協議についたりする等、労働者が職場で声を上げる権利が保障される。
GMBの代表者は、運転手に接触し、オルグし、支援するために、運転手の拠点に全面的にアクセスこともできるようになる。
この合意は、いわゆるギグエコノミーの潮流の変化を反映している。組合のオルグが加速し、労働者側に有利な判決や法規制が次々の誕生する中で、アプリベースの労働者の権利を認めることが不可避であることが明らかになった。アプリベースの労働者は他の労働者と何ら違いはなく、公正な処遇や尊厳を与えられるに値する。
ITFは、ウーバー・イーツの運転手を含むウーバーの全労働者が雇用の権利や労働者の権利を完全に付与され、ギグエコノミー全体において組合承認や団体交渉が当たり前となることを期待する。
引続き加盟組合と共に、全てのアプリベースの労働者にディーセントワークを確保するために、「ギグエコノミーの企業の10の原則」の実施を目指して、世界規模で運動を展開していく。