Skip to main content

FedEx – 今こそ労働者に感謝を届けるべき時だ!

ニュース 記者発表資料 05 Mar 2021

時価総額数十億ドル規模のFedEx-TNTが欧州で6,000人を解雇する計画を1月に発表したことを受け、労働者はショックにおののいている。同社の利益を記録的レベルに押し上げたのは正にその労働者なのだ。

欧州運輸労連(ETF)のリビア・スペラ書記長は本日、FedEx-TNTはコロナ禍で世界の物流を動かし続けてきた労働者に感謝するどころか、背を向けたのだと語った。

「FedEx労働者は会社の純利益を3倍に押し上げあることに貢献した。労働者は自分自身と家族を毎日、コロナ感染の危険にさらしながら、サプライチェーンの繋がりを維持してきた。ETFは貪欲な企業の無規制な行動を許容しない。労働者は尊厳と尊敬に値する」とスペラは述べた。

この発表を受け、ETFや国際運輸労連(ITF)を含む世界中の交通運輸労働者の声が高まり、FedEx-TNT欧州の経営陣に人員削減を止め、労働者代表と対話することを求める請願書の署名活動が開始した。

会社は2016年に買収したTNTネットワークとの統合プロセスの一環として今回の解雇計画を発表しているが、FedEx-TNTの労働者と労働組合に言わせれば、eコマースが活況に沸いていることから見ても、今回の解雇計画には根拠がなく、嘆かわしい」と ITFのスティーブ・コットン書記長は語る。

コロナ禍を通じ、FedEx-TNTの配達・ロジスティクス労働者は、過酷な条件のもと、家庭や病院、商店に必需品を配達すべく、働き続けてきた。企業から欧州の労働者がこのような酷い扱いを受けることを手をこまねいて見ていることなどできない」とコットン書記長。

FedExの労働者もまた、会社から受けた「謂れのない」扱いについて公に語り出している。

会社から矢継ぎ早に電話やメールが来るし、絶えず残業を求められる。2020年11月以降、仕事量が激増した。土曜も働いている。そんな中での解雇計画の発表は、誰もがあり得ないことだと思っている。自分の部署や他の部署でも、余剰人員がいるとは到底思えない」とイタリアで働くTNT労働者は語った。

 FedExによる労働者の処遇は信じがたく、悲しくもある。私たちは切り捨てられようとしている。TNTの買収以来、FedExが極めて好調であり、株価も上昇、多額の収益を上げていると会社が発表しているだけに、なおのこと信じがたい」とドイツのあるTNT労働者も述べた。

今日、ITFとETFは、欧州では欲深い企業は歓迎されないということをFedExに示し、数千人の解雇計画を止めるよう、世界中の市民と交通運輸労働者に求める。ここから請願書に署名しよう。 

 

現場の声

ニュース 08 May 2024

労災の犠牲者を追悼し、今を生きる労働者のために闘う

 毎年 4 月 28 日に世界中で記念される「労働者追悼の日」(または「労災犠牲者追悼記念日」)は、労災で死亡、負傷、または体調不良となった労働者を追悼し、行動を起こす世界的な記念日である。  最近、アプリを利用したデリバリーのライダー(配達員)が増加しているが、彼らの中には休憩を与えられず、危険な天候の中で働かされている者もいる。先週スペインで 1 人のライダーが死亡したが
ニュース 08 May 2024

トルコの港湾労働者は我々の支援を必要としている

トルコのブルサ近郊のボルサン港で働く港湾労働者が、港湾所有者のボルサン・ロジスティクスから、自らが選んだ組合に加入したことを理由に攻撃されている。 港湾労働者の 70 %以上が、 3 月に ITF 加盟組合のリマン・イシュ労組に加入した。 すると、ボルサン港の経営陣は、組合に加入したことを理由に港湾労働者 6 人を解雇した。 これに対し、組合は港で 4 日間の抗議行動を実施し、港湾を閉鎖した。
ニュース 07 May 2024

ITFとウーバーが配達員のためのグローバル安全憲章を制定

2024年4月25日配信 新たな合意の下で社会的対話を継続する ITF とウーバーが配達員のための安全憲章を制定した。 これにより、ウーバーは世界 1 万1千以上の都市の何百万人もの配達員の安全衛生の拡充にコミットする。 また、 ITF とウーバーは世界中のドライバー・配達員の労働条件向上に関する社会的対話を継続するために、両者の覚書を更新した。 これは、2年以上にわたる両者の協力により