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40万人の港湾労働者がアラスカの仲間を支援

ニュース 11 Jun 2020

世界中で40万人の港湾労働者を代表するITF港湾部会は、国際港湾倉庫組合(ILWU)第60支部に加入するアラスカ州スーワードの仲間に連帯を表明している。

ILWU60支部の組合員が本来従事してきた仕事を、州外で雇用された未組織港湾労働者にさせようとしたポッセル・エルツコントール社(ピーター・クレマーが所有)とアラスカロジスティクス社をITFは厳しく糾弾する。組合潰しに他ならぬ行為だ。

ピケを張ったILWUの組合員5人が逮捕され、スーワード警察から市民不服従のかどで告発されていることもITFは非難する。ILWU組合員は地域の良質の雇用を守ろうとしただけだ。警察がこの告発を取り下げ、米憲法修正第一条のもとに守られるべき権利を認識するよう求める。

今ほど経済の先行きが不透明な時代を我々は経験したことがない。経済的不平等が広がり、失業率が史上最悪を記録し、労働組合権が攻撃されている。標準以下の賃金で労働者を雇ったことで、アラスカロジスティクス社はスーワードの人々の生活を脅かしている。何十年もの間、ILWUの仲間たちはその勤勉さと、消費者としてもつ購買力により、地域の中小企業を支え、地域社会の繁栄に貢献してきた。しかし、今、これが脅かされている。

これを受け、ITFの港湾部会議長も兼務するパディ・クラムリンITF会長は、次のように述べた。「アラスカロジスティクスは組合潰しを行った責任を取るべきだ。地元の政治家は直ちに介入し、荷役が資格をもつ港湾労働者の手によって確実に行われるよう担保し、底辺への競争を阻止する必要がある」

5人の港湾働者は地域社会を守るために立ち上がったに過ぎないのだから、彼らの逮捕はゆゆしき事態だ。ITFは今後もILWU60支部の仲間たちと連帯し、アラスカロジスティクスが行動を改めるまで闘い続ける」

ポッセル・エルツコントール社とアラスカロジスティクスは責任を取るべきだ。今こそ、親会社のポッセル・エルツコントールが介入し、スーワードの地域社会にこれ以上の被害が広がらないよう担保するべきだ」とクラムリン会長は締めくくった。

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