Skip to main content

オーストリアの青年労働者が勝利

ニュース 22 Feb 2019

 このほど、オーストリア政府はJVRと呼ばれる若年労働者の権利を守るための労働者協議会を解散しようとしていた。JVRがなくなれば、オーストリアの青年の労働条件は確実に悪化しただろう。 

 VIDA(ヴィーダ)労組のクリスチャン・ホフマニンガーは次のように述べた。「約1年半前、オーストリアで人民党と極右の自由党から成る連立保守政権が発足した。彼らが目指すのは新自由主義政策を推進し、労働者の権利を縮小することだ。政府の意図は組合を弱体化させることだった。彼らが成功したなら、私たち労働運動の将来は破壊されていただろう。私たちは政府の計画に抗議するキャンペーンを展開し、4万人以上から署名を集めた。一部、保守党の政治家すら私たちの運動を支持してくれた。数ヶ月に及ぶデモや政治家との会合の末、労働者は目標を達成し、政府は青年協議会の解散を思い止まった。オーストリアの青年組合員を代表して、ITFとその加盟組合の支援に感謝する。国際連帯万歳!」


 これを受け、ITFの青年コーディネーターのベイカー・クンダジは次のように述べた。「青年労働者を抑圧し、権利を削減しようとする政府の試みなど成功しないことを示す典型例だ。連帯こそ真の変革を起こす力であり、青年労働者は困難を打破し、自分たちの意見を確実に聞いてもらえるよう活動するエネルギーと想像力、そして才能を備えている」

 Facebook、Twitter、InstagramでITFの青年活動をフォローしよう。

Post new comment

Restricted HTML

  • Allowed HTML tags: <a href hreflang> <em> <strong> <cite> <blockquote cite> <code> <ul type> <ol start type> <li> <dl> <dt> <dd> <h2 id> <h3 id> <h4 id> <h5 id> <h6 id>
  • Lines and paragraphs break automatically.
  • Web page addresses and email addresses turn into links automatically.

現場の声

ニュース 08 May 2024

労災の犠牲者を追悼し、今を生きる労働者のために闘う

 毎年 4 月 28 日に世界中で記念される「労働者追悼の日」(または「労災犠牲者追悼記念日」)は、労災で死亡、負傷、または体調不良となった労働者を追悼し、行動を起こす世界的な記念日である。  最近、アプリを利用したデリバリーのライダー(配達員)が増加しているが、彼らの中には休憩を与えられず、危険な天候の中で働かされている者もいる。先週スペインで 1 人のライダーが死亡したが
ニュース 08 May 2024

トルコの港湾労働者は我々の支援を必要としている

トルコのブルサ近郊のボルサン港で働く港湾労働者が、港湾所有者のボルサン・ロジスティクスから、自らが選んだ組合に加入したことを理由に攻撃されている。 港湾労働者の 70 %以上が、 3 月に ITF 加盟組合のリマン・イシュ労組に加入した。 すると、ボルサン港の経営陣は、組合に加入したことを理由に港湾労働者 6 人を解雇した。 これに対し、組合は港で 4 日間の抗議行動を実施し、港湾を閉鎖した。
ニュース 07 May 2024

ITFとウーバーが配達員のためのグローバル安全憲章を制定

2024年4月25日配信 新たな合意の下で社会的対話を継続する ITF とウーバーが配達員のための安全憲章を制定した。 これにより、ウーバーは世界 1 万1千以上の都市の何百万人もの配達員の安全衛生の拡充にコミットする。 また、 ITF とウーバーは世界中のドライバー・配達員の労働条件向上に関する社会的対話を継続するために、両者の覚書を更新した。 これは、2年以上にわたる両者の協力により